JEXER FITNESS CLUB

「オフを楽しむ場所としてのジム」

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スポーツとの関わりは各年代により様々です。少年期のスポーツは体育という形で、教育の一環として扱われます。そして、学生時代はより競技という面が強くなり、勝つこと、達成することの喜びを追い求めます。一方社会人になると、競技者としての楽しみを続ける人もいますが、仕事が忙しくなるにつれ、だんだんとスポーツから遠ざかっていき、気がつけば完全な運動不足になっていきます。そして、その問題に気づいた人は、脱メタボリックとして、健康のためにまたスポーツを始めて行きます。一方中高年になると、自分の健康寿命を伸ばすためにスポーツを行っていきます。
このように、元気な子になること、相手に勝つこと、体重を減らすこと、健康寿命を伸ばすことというそれぞれの目標をたてると、それぞれ結果を目指してがんばり、結果が出たときはその達成感という喜びを得ることになります。ただえてして、その過程は犠牲になりがちです。目標を達成するための過程である、練習やトレーニングはそれ自体は時に苦しく、楽しくないことも多いと思います。私も学生時代はバレー部でしたが、試合形式の練習は楽しかったけど、基礎練習やトレーニングは苦手でした。(でも実はこれが一番大切なのですけど・・・)
一方、スポーツから離れて、実社会に目を向けてみても同じで、仕事でも勉強でも良い結果を出すためには、地味で面白みのないことの積み重ねが大切です。時にこれは努力と言われ、根性で乗り切るものと教えられてきました。でも、実はこの結果をもっとも左右するのは、むしろいかに過程を楽しめるかではないかとも思います。やはり、努力や根性は長続きしませんから。

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私は今でも、時々ジムで汗を流しています。もちろん競技者でもない今の私の目的は、健康のためということになります。そしてその指標はやはり、体重、体脂肪率ということになり、ウイークデーにつけた、脂肪と体重を週末のオフタイムに落とすという生活です。
しかし、ここで問題なのは、いわゆるオンタイムの仕事では時間や効率に追われ、ファストライフの生活を送っています。だからオフタイムはできるだけスローライフを心がけようと思っていますが、ここでも結局、時間と結果に追われている自分に気が付きます。これではなんとも休まりません。
さてスポーツジムに目を向けると、どうしてもトレーニングをする場所というイメージがあり、それぞれの目的を達成するための過程の場と考えられがちです。
でも、もしジムでの時間自体を気軽に楽しめれば、それぞれの目標はおのずと近づくのではないかと思います。
オフを楽しむ。ジムもそんな場所であれば良いと思います。

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